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アホな仕事と日常を激しく考察する痛快(主に尻)ブログ

人生初の肛門科の受診 その2

山腰先生と初めてご対面した日。 優しそうな顔と物腰のやわらかいやりとりに気持ちが和らぐ。 肛門をむき出しにしたまま。

わりと健康な人生を送ってきた方だ。内科と歯医者以外に掛かったことがないような人間が、さすがに肛門科の診察がどのように行われるものなのかなぞ、まったくもって想像がつかない。これから何が起きるのか、ということに感して心臓はドキドキである(小心者)。ドキドキの原因は簡単だ。
だって「痛かったらいややん?」
なお、その思いは6.7秒で覆されることになる。

「なんか豆が出来てて痛いんだって?じゃ、今から診察するね。」

と言って、バスタオルを取ると思い切り尻の肉をかきわけ肛門をむき出しにし、おもむろに
何かが肛門の中に『ぶち込まれた』

!!!!!!!!!いだあああああbんm、sふぉひじょkああああA!!!!!! !!!! ULTRA SOUL !!!!!

ケツから脳天に突き抜ける痛みとはこういうことを言うんだ!!!!! 肛門鏡!!先生!それ肛門鏡ですよね!!!!ネットで調べてきbのm、fgdfhgh!!!!

肛門鏡
(C)アスクル

せめてSサイズで...

「あー、これは痔瘻だねー。繋がっちゃってるね〜」
「ツラいでしょー。ちょっと待ってね」

「切ろう。持ってきて。」

「え?切るって何?」

看護婦さんたちが手際良く様々な器具を瞬間的に準備し おもむろに肛門部への麻酔注射からの手際のよいメスの裁き!

麻酔あってもいやそれでもやっぱり痛たああああああああああああああんんnああ んんんnあああああんml、:;。sdfgfh!!!!!!!!! !!!!!!!!!いだあああああbんm、sふぉひじょkああああA!!!!!! !!!! ULTRA SOUL !!!!!

横になりながら、もう何が起きたのかすらわからずピクピクしてました。

「ってことでね、今日は膿は出したから随分楽になると思うけど。ちゃんと治すためには手術が必要なんでね。お仕事調整してきてください。」

ってたぶん先生言ったんだけど、この短時間で色々ありすぎてほぼ記憶無し(笑) 診察が終わったあと、看護婦さんから入院のしおり、なるものを渡され説明されたときに、初めて今日何を処置したのか、今後どうなるのか?ということが理解できた。

簡単に言うとこういうことだ

君の病気は「痔瘻(痔ろう)」やで
痔瘻」ってのは手術しないと治らない病気やで
痔瘻」がどんな病気なんかはググればわかるわggrks
痔瘻」の治療は入院が必要やで。
大体7〜10日くらい入院してもらうやで
手術しない限り痔管に膿がたまるとまた死ぬほど痛いから覚悟せいよ
このタイミングでさっさと治しておくのがええで
治療の報酬は3割負担で10万前後や。金用意しとけよ。

と書かれていた。 人生で入院したことのない自分にとって「入院」そして「手術」という言葉はわりと重く受け止めた。 そしてもう1つの大きな難関は、仕事。次に家。10日も仕事を休めるのだろうか?10日も5歳と0歳がいるモンスターハウスをあけてもカミさんは大丈夫なのだろうか。 一方でこんな爆弾をケツに抱えたまま生活するのも心許なし。様々な思いが一瞬の間に駆け巡った。

しかし、人生において健康に勝るものはなし。 自分の気持ちは思いきってこのタイミングで治してしまう方に傾いていった。

切開をし、膿を出した尻はそのタイミングからウソのように症状が治まっていった。 しばらくはヘモポリゾン軟膏という注入軟膏と、抗生剤で膿ができないようにする対処療法で手術までの日を持たせるとのことだった。

全ての診察を終え、スマートフォンを見ると、「痔」かもしれない、とカミングアウトしていた会社の同期からメッセージが入っていた。 「痔・END」と書かれた看板の写真が添付されていた。やかましいわ。