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アホな仕事と日常を激しく考察する痛快(主に尻)ブログ

ジロリアンと痔瘻の闘病記(入院1日目)手術当日その1

手術準備のレールに載っかる

「おはようございまーす」看護婦さんの声と同時に病室の明かりがつき、目が覚めた。検温、脈拍、加えて血圧の測定。なされるがままにコトが進む。昨日は21:00に消灯(早っ)なもんだから、眠れるはずもなく。無駄に25:00までスマホSmartNewsやらなんやら見て過ごしていたこともあり起きた直後は頭がぼんやりしている。看護婦さんたちが各部屋のジロリアンたちに声を掛けて検温・脈拍と、排便や出血の状況を聞いて回っている。なるほど、毎日これをやっているのか。眠い目をこすりながらスマホに目をやると6:30。・・早い。 前日の下剤が残っているのか目が覚めたらお腹がぐるぐるしていたのでトイレに行き自力でお務め。いそいそと戻ってくると点滴の準備が整っていた。

「今日は3本点滴します!」
「え?3本もするんですか?」
「します!」

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左腕に針を刺され、点滴を落とす。点滴なんていつ以来ぶりだろう。ポタポタ落ちる液を見ていると、「あーこれから手術を受けるんだなー」という気分になってくる。8時を過ぎ、各ベッドに食事が配膳されたようだ。当然やまだは兵糧攻めの最中。メシ抜きである。食事は手術後翌日から。

みんな大好き浣腸

「浣腸」。甘美な響きである。子供の頃、なぜあんなに友達の尻の穴を追いかけては2本の指を突き刺すのに熱心だったのだろう。世界経済に1mmも貢献しない行為に熱心になっていた理由がわからない。挙げ句の果てに浣腸で指骨折してる奴いたな。下村、元気してるかな。(指ちゃんと繋がったかな)。

そうではない。ここの浣腸はガチだ。

最後の最後。下剤でほぼ空っぽにした腸内をさらに念入りに洗浄するのである。

「はい、お尻出してくの字に横になってくださいね」

と言われ、ベッドにくの字に寝転びケツの穴に管を差し込まれるのである。

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こんな感じ

管の先が入るとポンプのようなものを押して浣腸溶液を腸内に入れて行く。

これは昨日飲んだ下剤とは訳が違う。直腸で成分が直接吸収されるため、本気の即効性だ。

入れ終わった後「はい!!すぐにトイレに行く!!ダッシュ〜!(なぜか楽しそう)と言われ 急いでベッドを降りて、点滴バッグをつるしたガラガラも引きながらトイレに向かう。

確かにこれはきつい!

トイレに入るやいなや、すぐに中に入っていたものが全て出た。 これで腸内は「完全に空っぽ」となったのである。

「これで準備万端です。手術の準備が出来たら声かけるので横になっててくださいね」

前日からメシは食わない、う○こは出しまくる、もはや体の中に外から入ってきているものはないのだけど、腹も空いていなければ喉も渇いていない。まったく不思議なもんだ。